ジャクリーン

守屋亨香

「命令待機中。射殺してもよろしいですか？」

遺跡のガーディアンとして孤立されたまま、長い年月を過ごしてきた精霊。
自分に似た人工精霊のメフィストフェレスに時々親近感を感じる。
感情表現や社会的営みについては学習途中のようだ。
ジャクリーン特有の真面目過ぎる姿が、他の精霊たちから意外な好感を得ているのを本人はまだ知らない。